【バニラビーンズをプロショップから一般ユーザーまで】

現在、マダガスカル産バニラビーンズが、過去に経験がないほど高騰しています。

その原因としては、異常気象（サイクロンなど）による収穫減を招き、需給バランスが崩れたところに、投機マネーが買占めをしたことによります。

今まで販売しておりましたAグレードのバニラビーンズは、数量が少なく 非常に高い価格になっております。今後の相場がどうなるかは予測できませんが、必要最小限のご購入をご検討ください。

甘いバニラビーンズの香りをいかした手作りケーキなどをプレゼントされてはいかかでしょう。 バニラビーンズの香りが利いたケーキと、バニラティーもオススメします。

日本ではごく限られた範囲でしか使われていないバニラビーンズですが、西洋では数百年も前から現在に至るまで、デザート、飲み物、乳製品、コーヒー、そして料理に使うフレーバーとして、またパフィームのベース原料としても幅広く使用されています。

バニラビーンズ特有の甘い香りや風味は、単独でまたは香りのまとめ役として使用されています。

当店のバニラビーンズは、マダガスカル共和国のバニラビーンズ最大集積地サンヴァバ地方、及びフレンチポリネシア・タハア島からの直輸入直売品が多くを占めます。

低コストなインターネット通販を利用する事で、上質なバニラビーンズを一般的なバニラ販売価格に比べてをより安い価格にて提供する事が可能になりました。

最高級品質のAグレード バニラビーンズを、本当に美味しいケーキ作りに使用していただきたいとの思いから、どなたでも卸売価格に近い値段で日本全国送料無料で発送しております。

こだわりのシュークリームやプリン焼き菓子などのスウィーツ製造に弊社バニラプランテーションズのAグレード バニラビーンズをご使用頂き、天然バニラビーンズでしか味わう事ができない上質なお菓子作りにお役立て下さい。

上質で程よく乾燥したバニラビーンズが出来上がるのに最も大切なのはキュアリングと言われる加工です。自然な日光のもとで時間をかけて丁寧に乾燥させることにより、上品なバニラビーンズの香りが包含されいきます。

丁寧にキュアリングされたバニラビーンズの感触は、摘むと少し柔らかく、芯（果肉）はやや堅く、外見はツヤがありバニリンが浮き出ている場合があります。

乾燥度が不十分なバニラビーンズは、水分が多く残ったままであるため痛みやすく、香りも乏しい物になりがちです。ただし独自な製法をとったタヒチ産バニラビーンズは、その限りではありません。

Ａグレード　バニラビーンズは長さが１４ｃｍ以上、太さ（豆の真中）が0.7ｃｍ以上というのが国際の基準です。

自然なバニラビーンズの香りは、人工的なバニラ甘味料には真似できない、深くわらかな甘い香りが特徴です。（芳ばしいキャラメルような豊かな香り）

バニラをかぐ時は鼻先へ一瞬だけ持って行き、すぐに離すようにして嗅いでください。鼻先でバニラをかぎ過ぎると甘い香りよりも、スモーキーな香りが勝ってしまう場合があり正確に判断できません。

またご使用になると分かる事ですが、直接バニラビーンズに触れた指先をしばらくしてから嗅いでみると、バニラビーンズをそのまま嗅ぐよりも、より甘い香りが分かります。

上質な天然バニラビーンズは全体的に黒褐色でツヤ（バニリンを含んているため）があります。赤褐色の商品は要注意です。
未熟な豆を採取したためか、或いはバニラを育てる土壤の栄養成分が不十分であったと考えられます。

市場にはさまざまな国から輸入されたバニラビーンズが販売されていますが、まだまだ一般的には使用する事がないため、どれがいいバニラビーンズなのかは判断できない場合もあります。

ただ明らかにサイズが１0ｃｍ以下でまた硬すぎたり軟らかすぎたりするバニラビーンズは、グレードの高い商品ではありません。土壌や気候が適さない産地で栽培されたバニラには、少しでも大きく太くしようと化学肥料や農薬を与えて、生産されているバニラ商品もありますので、ご注意ください。

110 のバニラ種類のうち、バーボンバニラとタヒチアンバニラの２種類のみが商業用に使われています。

学名 Vanilla Planifolia 　バニラの原産地メキシコに起源をもつバーボンバニラは1800年代にフランスによって移植され、レユニオンの大規模プランテーションで栽培されました。そこでイル・ド・バーボンとして知られたのが名前の由来です。

マイルドで甘く豊かな香りのバーボンバニラは、カスタードクリーム・アイスクリームや飲み物に加えられ、キャラメルのような風味をたたえ、味のまとめ役として広範囲の用途に利用でき、私たちに親しみのあるバニラの香りをしています。

弊社のマダガスカル産バニラビーンズは、現地生産法人ロパット社が、75年以上の経験を生かして作り上げた最上級の3NNF バーボン・バニラビーンズです。

マダガスカル北東部・サンバヴァ地方で生産・収穫されたバニラビーンズを 使用して、丁寧なキュアリングを施し、3NNFと呼ばれる最上質のバニラ ビーンズに仕上げます。

3NNFとは、Noir Non Fundの略で、黒く切れていないバニラの事を表します。

バニラビーンズの品質グレードは、色（黒いほど上級）・長さ（長いほど上級） 香り・割れ・含水率・バニリンの含有率等によりに分けられます。 その中でも16cm以上の長さがあり、割れが少なく、ブラックの中でも艶のある 上質な3NNFバニラビーンズは、マダガスカル産のバニラ生産量中３％位しか 採れないとされています。

学名 Vanilla Tahitensis タヒチに持ち込まれた後、そこで変異したものと考えられます。
その外見と香りは、バーボンバニラに比べて平たく太いサヤが特徴です。水分量も50〜60％になり、バーボンバニラよりも柔らかいしっとりとしたビーンズです。アニスやムスクにも似た香りが特徴です。 （フルーティーなプルーンや洋酒のような豊かな香り）

バニラ本来の香りである天然バニリンはバーボンバニラに対して、5分の1程度しか含まれていませんが、アニスの成分は30倍近く含んでいます。そのため花のようなフルーティーでシパイシーな香りがするので、香水やエスニックな料理に使用されます。香りのまとめ役としては、少々扱いづらい面があります。

弊社のタヒチ産バニラビーンズは、Concours General Agricol（フランス農産品コンクール）に於いて、ゴールドメダルを受賞した農園の、タヒチ産バニラビーンズです。

バニラの蔓に実を成らせたまま、完熟に近い状態まで育てたビーンズを使用した、独自製法のタヒチ産バニラビーンズです。

マダガスカル産・タヒチ産どちらのバニラビーンズも香料として、アイスクリームやカスタードクリーム、プリン、ケーキ、チョコレートは言うに及ばず、さまざまな料理の香り付けとして使用されていますが、依然として合成バニラが90％以上のシェアをもっています。ただイギリスを除くヨーロッパ諸国では、伝統的に天然バニラのやわらかな香りがもつ価値を重視しているので、日常的にミルク飲料やお料理のソースに使用されています。

バニラビーンズの鞘は煮出して使用してからも、洗って乾燥させればバニラシュガーにしたり、コーヒー紅茶と一緒に淹れて使用したりできるので、少々高価であってもホールの状態で購入しておく価値が十分にあります。薫り高いアロマをお求めになる場合は、バニラビーンズを十分に乾燥させてから、砕いてピーセス状にしたものを、コーヒーや紅茶に混ぜてください。古代アステカ文明より連綿として受け継がれてきたバニラの香りを是非お楽しみください。